こよみ
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「課題図書企画」カテゴリーアーカイブ
『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎
よい小説でした。何人も人が殺されていくにもかかわらず、すごくほのぼのしてるのがどうにも不思議。 鎖国中の島に、しゃべるかかし。しかもかかしは未来を知っている。 そういう突飛な設定を受け入れてしまわないと成り立たない特殊な … 続きを読む
『レックス・ムンディ』荒俣宏
未知のウィルス、遺伝子異常で癌化した細胞。古代の聖地、新興宗教、異端の考古学者、聖杯伝説。 もうめくるめく猫好みのオハナシ。 だったのですが。
『神の手』望月諒子
読み応えのある本でした。 ストーリー的には格別すごくもなかった。事件そのものに華々しいトリックがあるわけでなし。 だけど、いい小説だったと思う。キャラが立ってたからかも。
『ターン』北村薫
これって何小説になるんだろう?ミステリではないしSFでもないし。単に「フィクション」? 突然、夏のある一日を繰り返すことになってしまった主人公。 自分以外には人間も動物も、虫さえもいない、 怪我したって絵を描いたって文字 … 続きを読む
『砂の女』安部公房
毎日毎日除雪ならぬ「除砂」をしなければ生きてゆけない集落での生活を突然強制された男を描いたお話。このお話、この記事で紹介したはてなの質問への回答にも挙がってて、救いのない終わり方するんだって事がわかっておりました。 でも … 続きを読む
『DZ(ディーズィー)』小笠原慧
面白かった。猫的ストライクゾーンのひとつにかなり綺麗に入ってきました。 高校のとき文型のくせに生物がすごく好きで、今でも細胞とか遺伝子とか、そーゆうバイオな話題や小説は大好き。『パラサイト・イブ』とかね。
『気まずい二人』三谷幸喜
楽しい本でした。名前の下に「」で発言が書かれていて、ところどころにト書きで動作の説明があるという脚本っぽい書き方で、ページ数のわりには文字の量が少なくてあっという間に読み終わってしまいました。 雑誌に連載された対談を書籍 … 続きを読む
『ベロニカは死ぬことにした』パウロ・コエーリョ
若くして自分の人生に満足(納得)した女性が、これ以上生きている必要はないと判断し、自殺しようとする。 猫が興味を持ったのはまさにそこんところだった。 のだけど、ちょっとその後の展開は期待はずれでした。
『隣の家の少女』ジャック ケッチャム
はてなの注目ランキングでみかけた 「最悪の読後感を味わわせてくれる小説を教えてください。」 という質問の質問者さんの暫定ワースト1に輝いているという作品です。 どんな後味悪い結末が待っているのか、興味を持ったので読んでみ … 続きを読む