未知のウィルス、遺伝子異常で癌化した細胞。古代の聖地、新興宗教、異端の考古学者、聖杯伝説。
もうめくるめく猫好みのオハナシ。
だったのですが。
最終的にはものすごいがっかり。
一番最後にもったいぶって明かした衝撃の事実、は普通に読んでたら最初っからわかってることだし。知らなかったの主人公だけだし。
中盤までものすごく面白がって読み進んだだけにあまりにもいけてないオチに腹が立ってしまった。
一夜明けて、一番最後のページを見て納得。月刊誌に連載されていたものだったんですね。
連載ってことは、読者を惹きつけておかなければならないから、興味をそそる題材を惜しみなくちりばめまくる。
そして 連載終了にあわせて、広げまくった作品世界を無理やりこじつけて収束させる。ばら撒いた伏線を必死にまとめたものの矛盾だらけ。
もしかしたら連載途中に気が変わったり読者の反応を見たりして構想を変えたりしたのかもしれない。
とにもかくにもとっちらかってました。大ハズレ。