よい小説でした。何人も人が殺されていくにもかかわらず、すごくほのぼのしてるのがどうにも不思議。
鎖国中の島に、しゃべるかかし。しかもかかしは未来を知っている。
そういう突飛な設定を受け入れてしまわないと成り立たない特殊なミステリーでしたが
あざといこじつけや卑怯などんでん返しはなくて、すがすがしい読後感を味わえました。
最後には勧善懲悪大団円の感さえ漂っておりました。
主人公や、その元恋人にはけっこう親近感を覚えました。同業者だったからなんですが。
特に元恋人さんにはところどころ自分とダブるものを感じてしまいました。
そんな彼女が仕事以外にも自分の存在価値を見出せそうな、
幸せな含みを持った結末が個人的にうれしかったり。
突然ですが告知させていただきます
劇団 空 (カラ)
第二回公演決定!
~死神の精度
可か、それとも見送りか。
調査員、つまり死神は、担当になった者の死を一週間で判断し、報告する。
音楽好きの死神、千葉の記憶が今語られる。
原作:伊坂幸太郎
あなたは七日後、生きていますか。
公演日時
7/14(金)18:00~
15(土)13:00~、18:00~
場所
京都教育大学
講堂
うーん。
名無しで告知ですか。
すっげぇスパムみたいで嫌なんですけど。
即消ししようかと思ったけど、「伊坂つながり」ではあるようだし
まぁいいか。
今度から仮の名くらいは告げていってくださいね。