若くして自分の人生に満足(納得)した女性が、これ以上生きている必要はないと判断し、自殺しようとする。
猫が興味を持ったのはまさにそこんところだった。 のだけど、ちょっとその後の展開は期待はずれでした。
物語の序盤のベロニカは自分のおかれている状況に不満を持っていなかった。
自分が決めた職業、自分が決めた住まい。友人にも不自由していないし、恋人にも不自由していない。
そして、もう人生というものは充分理解でき、これ以上することはない、だから死ぬ。という結論に至る。きわめて冷静に。
その心理に、実は少なからず共感を覚えたのです。
猫は死にたいとまでは思わないけど、現状に満足するあまり自分には夢とか欲望とかがないんじゃないか、と思うことがある。不満がなくて満たされているっていうのは良いことみたいだけど、極めてエネルギーに乏しくて寂しいことだと感じるときがある。
大体そんな思考になってしまうのは精神的に不安定になってるときで、いつもいつもそうなわけではないんですが。
で、そういう思考に何らかの「納まりドコロ」を与えてくれやしないかと、この本を読んでみたんですが、どうもだめでした。結局、ベロニカは自分に嘘をつくのをやめてどうのこうの みたいなありがちな感じになっちゃって。
まぁ、過大な期待を寄せすぎた猫が悪かったのでしょう。(苦笑
自分の読んだ事のある本を他人がどう思うかは
興味深いというか。イマイチでしたか。
ら。様いらっしゃいませ。
残念ながらイマイチでした(^-^;
ベロニカ以外の人のエピソード描写部分はわりとイケたんですが肝心要のメインキャラが期待はずれなかんじで。
最後もなんだかなぁ~。と。
邦画で映画化されるんだけど、知ってました?
ベロニカ→真木よう子。
エドアード→イ・ワン
マリー→風吹ジュン
ゼドガ→中嶋朋子
イゴール博士→市村正親
わからない・・・でも見る。
ちなみに公式。キャストは予測です。だって日本人に変わってるからわからないんだもん。
http://www.kadokawa-pictures.com/veronika/
>アイスクリンさん
いらっしゃいませ。
映画化ですか。見るかなぁ。見ないだろうなぁ(^-^;
映画見てから原作読むのは大丈夫なんですが、
原作読んでから映画見るとがっかりすることがすごく多い。
本読んでる時に自分の頭のなかで幾分か映像化してしまってるからかもしれません。